カタツムリとナメクジの違い!殻をとったらナメクジに…?

虫の雑学

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「カタツムリの殻をとったら、ナメクジになるんでしょ?」

そう思うのも当然なくらい、カタツムリとナメクジの見た目はそっくりです!

 

「カタツムリはなんか許せるけど、ナメクジは気持ち悪い!!」

という方もいますよね。

 

殻があるか無いかによって、見た目の印象もだいぶ違います。

 

そんなカタツムリとナメクジには、どんな違いがあるのでしょうか?

 

殻をとったらナメクジ?カタツムリとナメクジはここが違う!

 

殻をとったらナメクジになる?

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  • カタツムリの殻をとったらナメクジになる。
  • ナメクジが成長すると、殻を背負ってカタツムリになる。

これは、大きな間違いなんです!

 

しかし、多くの方が勘違いしているのも事実。

とても良く似ていますよね!

 

似ているけれど、両者は全く別の生き物。

 

そもそもカタツムリの殻は、体内の石灰の成分が染み出して形成されているものなんです!

つまり、殻に体が入っているのではなく、体と殻は一心同体。くっついています!

 

これはアサリの殻や、ハマグリの殻と同じ。

なんと殻にも血が流れているんです!

 

生きている貝を無理やりこじ開けると、死んでしまいます。

もちろんカタツムリも同じ。

無理やり殻から引き出そうとすると死んでしまいます!

 

引き抜いてもナメクジにはなりませんので、やらないようにしてくださいね!

 

 

また、先程言ったように殻は体の一部なので、傷がついても数日で治ってしまいます。

カタツムリの殻は、ちょうど私達人間で言う「骨」のようなものだと考えるのがちょうどいいでしょう!

 

私達人間も、生まれたときから「骨」があるように、カタツムリの赤ちゃんも小さい殻を背負っています。

カタツムリは成長して殻を背負うわけではないんです。

 

ちなみにナメクジもカタツムリも卵から生まれます!

知ってましたか?

 

ナメクジとカタツムリは別の生き物

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何度も言っているように、とってもよく似ている両者。

しかし、別の生き物なんです。

 

なんとナメクジは、カタツムリの殻が無くなるように進化して生まれた生き物なんです。

 

ナメクジが先にいて、体を守るために殻を背負い、カタツムリへと進化したわけではないんです!!

 

 

大昔に、たくさんいたカタツムリの中で、殻が邪魔になって背負うことをやめた種が、ナメクジへと進化していったんです。

つまり、ナメクジという生き物はカタツムリの一種といえるんです!

 

 

では、なぜ身を護る「殻」が不必要になってしまったのでしょうか?

 

 

ナメクジが殻を捨てたその理由

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カタツムリからナメクジへと進化する過程で殻を捨てた理由は、主に3つあります。

  1. 殻はカタツムリにとってとても重く、生活するだけでたくさんのカロリーを消費してしまうから。
  2. 殻が大きく狭いところに入っていけないから。
  3. 体の一部である殻の栄養を補給するために、炭酸カルシウムを摂取するのが大変。

 

理由1と2はなんとなく想像できますよね。

私達も荷物がたくさん入った大きなリュックを背負っていると、とても疲れます。

狭いところにも入っていきたくないです。

だからリュックをおろしたんです。

 

理由3の「体の一部である殻の栄養を補給するために、炭酸カルシウムを摂取するのが大変。」というのは、

カタツムリの主食はあじさいの葉っぱなどの野菜ですが、殻の補修や維持のために主食とは別に炭酸カルシウムという成分を摂取しなければいけません。

 

炭酸カルシウムは、卵の殻や落ちている貝殻、また死んでしまった他のカタツムリの殻から摂取します。

 

コンクリートの塀やブロック塀にカタツムリがくっついているのを見たことはありませんか?

実はあれも、コンクリートに含まれる炭酸カルシウムを食べているんです!

 

少し話がそれましたが、殻の状態を維持するのも一苦労なんです。

 

 

これらの理由から、あえて殻を失い、省エネ、コンパクト化のなった次世代カタツムリこそ、「ナメクジ」なんです!

 

 

ただ一概に、「殻のないカタツムリ=ナメクジ」とは言えません。

なぜかというと、とても小さい殻を体内に隠しているナメクジや、小さい殻を背負っている種類のナメクジもいるからです!

 

 

なんで塩をかけると溶けるの?

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ナメクジの退治方法といえば「塩をかける!」ですよね。

やったことがある方はわかるかもしれませんが、みるみるうちに体がしぼんでいきます。

 

実はこれ、溶けているわけではないんです!

 

 

塩をかけられたナメクジの体に何が起こっているんでしょうか?

 

 

それは簡単に言うと「浸透圧」という現象によるもの。

これでピンとくる人もいれば、そうでない方が多いと思います。

 

浸透圧とは、濃度の濃い液体と薄い液体が薄い膜を隔てて隣り合った時、同じ濃度になろうとする現象です。

濃度の薄い方から濃い方へ水分が移動して、均一な濃さになろうとするんです!

 

 

簡単にいうと「ミイラになっている」ようなものなんです!

 

順をおって説明すると…

  1. ナメクジの体に塩をかけると、ナメクジの体の表面の水分と塩が合わさってとても濃い塩水ができます。
  2. ナメクジの体内の水分はとっても薄いので、同じ濃さになろうとして体の表面の塩水の方へ水分が移動します。
  3. すると、ナメクジの体から水分が抜け、干からびてしまいます。

 

これが、ナメクジが溶けているように見えるメカニズムです!

 

何度も言うように溶けているわけではないので、ミイラ化の途中で水を与えると復活します…!

不思議ですよね!

 

 

では、カタツムリに塩をかけるとどうなるのでしょうか?

 

実は、同じように干からびてしまいます。

原理は全く同じで、「浸透圧」によるものです。

 

余談ですが、砂糖をふりかけても同じような現象が起こります。

醤油やソースでも縮みますが、直接塩をふりかけた時ほど濃い液体ではないので、縮むスピードは遅いです!

 

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?

カタツムリとナメクジは、似ているようで違う親戚のような関係だったんです。

梅雨の時期にカタツムリやナメクジを見かけたら、この雑学を思い出してくれたら幸いです!

 

 

 

 

 

 

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