爪楊枝の溝の意味とは?こけし?それとも爪楊枝置き?

生活の雑学

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爪楊枝(つまようじ)の尖っていない方に、「溝(みぞ)」があることはお気づきでしょうか?

あの溝、別に無くても爪楊枝としての機能は果たせますよね。

ですが、どんな爪楊枝を見ても溝が彫られています。

この溝にはちゃんとした意味があったんです!

 

爪楊枝の溝の意味とは?こけし?それとも爪楊枝置き?

爪楊枝にある謎の溝

爪楊枝の持ち手側に彫られている溝・・・

この溝が彫られた理由は

  • こけし風のデザイン
  • 爪楊枝を置くため

 

と2つの説に分かれています。

 

それぞれの理由をご紹介いたします!

 

 

こけし風のデザイン

爪楊枝の製造過程を見てみると、爪楊枝に溝が彫られるようになったヒントがあります。

 

爪楊枝の製造方法

  1. 白樺(しらかば)の丸太の皮を剥く
  2. 丸太を規定の長さにカットする
  3. カットされた丸太を煮沸消毒する
  4. 丸太を(野菜の皮を剥く様に)薄くて長い板状にカットする
  5. 薄くて長い板を、更に短くカットする
  6. 乾燥させる
  7. 丸軸と呼ばれる細長い串の様な形に加工する
  8. 選別する
  9. 丸軸を何千もの束にする
  10. 丸軸の束を爪楊枝の長さ(約65mm)に切断する
  11. 先を尖らせ、溝をつける

 

10.の「丸軸の束を切断する」工程に、こけし風のデザインになったヒントがあります。

 

 

日本の技術力アピール

 

丸軸の束を切断する際、機械を使ってものすごい速さで回転させて切断します。

そのため切断された面は焦げてしまい黒くなってしまいます。

 

爪楊枝を上から見ると見ると黒くなっているのはこのためなんです。

 

黒いだけだと見栄えが悪くて商品としてどうなのよ・・・

昭和30年代半ば、このように思った岐阜県は高山の爪楊枝職人が、黒いコゲを活かして日本の技術力を世界にアピールするいい方法を思いつきました!

 

それが「溝を掘ってこけし風のデザインにする」といったものだったんです。

 

あの小さい爪楊枝に溝を彫るという細かい作業は日本の技術力のアピールになるし、黒い部分もこけしの髪の毛だということになる一石二鳥の名案だったわけです!

 

ちなみに、溝があるあの部分のことを「コケシ」と呼ぶそうです。

 

爪楊枝を置くため

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もう一つの理由として、「爪楊枝置き」として利用するためという説があります。

 

これは、爪楊枝に彫られた溝は折りやすくするためのもので、折った部分をまるで「箸置き」の様にして爪楊枝を置くというものです。

この説は結構有名で、そうだと思っていた方がいるかもしれませんが、実は間違いな情報なんです。

 

大阪妻楊枝協同組合(※爪ではなく妻)の西野さんという方が、根拠のない情報だとおっしゃったそうです。

 

しかし、その様に使うこと自体は問題ないので、今「爪楊枝置き」として使用している方は安心して使って下さいね!

 

世界の爪楊枝

日本だけではなく世界各国に爪楊枝が存在します。

しかしその形状や素材は様々で、どれも驚くものばかりなので紹介します。

 

葦(よし)の穂を乾燥させたもの

北アフリカをはじめ、中東の各国で現在でも使われています。

葦(よし)というイネ科の植物の穂は、いくつもの穂が束になって一つになっているので、まるで小さな竹ホウキのような形状をしています。

その一本一本を折って爪楊枝として使うんです。

 

水鳥(みずどり)の羽

ヨーロッパ各国では水鳥の羽を爪楊枝として使っています。

羽毛はすべて取り除いて、軸の部分を使います。

 

マグロの尾ビレ

漁師さんの間ではマグロの尾びれを爪楊枝として使うことがあるそうです。

現在でも、国内の漁師さんで使われているそうです。

 

シルバー(銀)製

ブローチやネックレスのように、身につけて持ち運べる爪楊枝として使われていました。

その形は私達が知る爪楊枝のようなものではなく、「ナイフ」のようだったり「鍵」のようだったり様々だったそうです。

 

象牙(ぞうげ)製

文字通り「象の牙」で作られた爪楊枝です。

中には1本あたり500円を超える高級象牙爪楊枝もあるようです。

 

ゴールド(18金)製

1本あたり70,000円を超えるものもあるそうです!

爪楊枝として使うのが億劫になりそうな値段ですね・・・

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?

爪楊枝の溝にはこのような工夫が隠されていたんです。

外国の方に聞くと「日本の爪楊枝が使いやすい。」と言われたという情報もあるくらい、日本の爪楊枝は素晴らしいものなんです!

これからも胸を張ってどんどん爪楊枝を使っていきましょう。

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