シロクマの毛は透明なんです!びっくり!シロクマの雑学

動物の雑学

スポンサーリンク

シロクマ(ホッキョクグマ)は、なぜ寒い寒い北極の大地で生きていくことができるのでしょうか。

人間はもちろん、毛皮を持つ他の動物ですら容易に生きていける土地ではありません。

実は、シロクマの毛の構造に秘密があるのです。

 

関連記事

南極と北極の色んな違い!南と北はどっちが寒い!?

 

シロクマの毛は透明なんです!びっくり!シロクマの雑学

毛の構造

シロクマの毛は長くふさふさした毛と、短くて細かい密生した下毛の2層のつくりです。

さらに毛は透明、かつ中が空洞という特殊構造になっています。

 

なぜ白く見えるのかというと、毛の中の空洞が太陽光を乱反射、散乱するからです。

あたりまえですが透明な毛だからといって素っ裸のシロクマが見えるわけではありません。(笑)

 

中が空洞なことにより中に空気が入り込めるので断熱材の代わりになり、保温効果もあります。

北海道などで見るような二重窓と同じ仕組みですね。

さらに、毛の下、肌の色は「シロ」クマなのにまさかの黒色です。

黒色なので光を吸収して、暖まりやすくしているといわれています。

 

透明な毛で太陽光を透過、その下の黒い肌で光を吸収して体を温め、さらに断熱構造の毛で熱をため込む。

ここまですれば体温が逃げることはほとんどありません。

こうした機能があるので極寒の北極でも生きていくことが出来るのです。

ものすごい環境適応力ですね。

 

余談ですが、環境適応力と言えば毛の構造だけではありません。

暖かい地域に住むクマと比べて熱が逃げやすい耳は小さく、また首が長めで肩などの体の盛り上がりが少なくて、泳ぐときに抵抗を受けにくい体をしています。

 

 

ミドリグマ

スポンサーリンク

動物園ではシロクマがミドリグマに変身してしまうことがあるんです。

夏、学校のプールが藻で緑色になりグロテスクな見た目になっているのを見たことがありますか?

大繁殖したそれらを掃除したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

動物園のプールでも同じ事が起こります。

 

当然掃除はしていますがどうしても手が届かないところがあるものです。

その1つがシロクマの毛の空洞

 

毛の中というわずかな空間に生える藻の生命力には恐れ入りますが、そのおかげでシロクマの見た目が緑色になってしまいます。

極寒の環境にいない故の弊害なんです。

 

特にシロクマの体調には問題ありませんが、どうしても見た目に違和感がありますね。

ちょっとこれを「シロ」クマとは言いたくないところです。(笑)

 

 

スピリットベア

カナダ西部のブリティッシュ・コロンビア州の森では先住民から「スピリットベア(精霊のクマ)」と呼ばれ、畏れ敬われる白いクマがいます。

一般的にはシロアメリカグマと呼ばれていて、アメリカクロクマという種類の黒いクマの白変種(はくへんしゅ)で、アルビノではないんです。

※アルビノが遺伝子疾患で体が白くなるのに対し、白変種は突然変異で体が白くなります。見た目の違いは目が赤いとアルビノで、そうでないものは白変種です。

 

スピリットベアは白変種なので、シロクマとは違い透明な毛というわけではないです。

 

アメリカクロクマは、おおよそ10分の1の確率で毛が白くなる劣性遺伝子を発現しますが、自然界では目立つその色から、生きていくのは通常のアメリカクロクマより厳しいようです。

でも魚が捕まえやすくなるという意外な利点もあるんだとか。

 

 

さいごに

シロクマはシロクマでもホッキョクグマは毛がストロー状で透明、普通のクマの白変種は毛が白色なんです。

ところで、毛は透明、見た目は白色、肌の色は黒、動物園だと夏になれば時たま緑色、それでも名前は「シロクマ」ってなんだかややこしいですね。

さらに混乱することに、ホッキョクグマはヒグマなど他のクマと遺伝子的にかなり近い関係にいるため、交雑ができるのです。

その場合ホッキョクグマのような白い色をしたクマが生まれてきたりします。

動物園での交配ではもちろん確認されていますし、野生下でも環境の変化などで南下してきたホッキョクグマがその土地のクマと交雑したケースも確認されているんです。

逆にヒグマの方が何らかの理由で住んでいた場所を追い出されて北上してきたケースだってあります。

昔からたまに異種間の交雑は起こっていたようですが、今後温暖化などで北極の環境はさらに変化していくので、餌を求めて逃げ出してきたシロクマとの交雑が進んでしまうかもしれませんね。

スポンサーリンク

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。