オタマジャクシにならないカエルがいる!不思議な生き物の雑学

動物の雑学

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動物は、その足で、翼で新たな土地へ渡り、生息域を拡大させていきますが、大きな川があれば泳げない動物は対岸へ渡れませんし、切り立った崖があれば飛べない動物は先へ行けません。

そういった過酷な地形、環境が周りを囲って孤立した大地は、周りと比べて特殊な生態系を築き上げます。

 

例えばギアナ高地。

南アメリカ大陸北部に広がるこの高地は、テーブルマウンテンという、垂直に切り立った崖で囲まれた大地が数多く存在します。

世界最大落差の滝、エンジェルフォールがあるというとその高さがわかるでしょうか。

また逆に、巨大な縦穴の存在も知られていています。

 

小さな島でも同じ事です。

周りを海に囲まれているので陸路しか使えない動物はその島のみで暮らすことになります。

 

このような地形的に断絶した環境の場合、今回紹介するオタマジャクシにならないカエルのように、独自の進化を遂げる動物がたくさん出現するのです。

 

なんだか少しワクワクしませんか?

そんな不思議に溢れた生き物の雑学です。

どうぞ!

 

オタマジャクシにならないカエルがいる!不思議な生き物の雑学

オタマジャクシにならないカエルたち

①コイシガエル

コイシガエルは、先ほど紹介したテーブルマウンテンで見つかった新種のカエルです。

足はあまり発達していないのでジャンプは上手く出来ず、トカゲのようによじよじとゆっくり移動します。

水かきもろくにありません。

本当にカエルなのかと言いたくなるような体をしているんです。

 

そんな状態でどうやってまともに移動するかというと、コロコロと転がります。

崖や岩の上から転がり落ちたり、大地の上に吹く強い風に身を任せたりするんです。

 

ごつごつとした見た目も相まって完全に小石のようですね。

 

天敵のタランチュラに見つかるとせっかく登った岩山から転がり落ちて逃げ、そうしてまたゆっくりと崖をよじ登って上を目指します。

もちろん転がり落ちた行き止まりに天敵がいればそこで終わりです。

そんな生態でもちゃんと生きていけるのですから不思議なものですね。

 

 

②ハナトガリガエル

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ハナトガリガエル、別名ソロモンツノガエルです。

名前の通りソロモン諸島に分布していて、つんつんした見た目をしています。

多少大きめで体長は6~8センチ程度です。

 

コイシガエルと違ってカエルらしくぴょんぴょん跳ねることが出来ますが、カエル同士でぶつかるとその体つきのせいもあって怪我をしてしまいます。

実はペットとして飼育することが出来ますが、難易度がかなり高いようです。

 

前述の通り輸送中に怪我をして細菌感染してしまうことも要因の1つになります。

 

 

③コキーコヤスガエル

「オタマジャクシにならないカエルは珍しくて、絶滅危惧種に指定されているのでは?」と思いがちですが、本種はまさかのIUCN(国際自然保護連合)の「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定されています。

 

プエルトリコの固有種で、全長は3センチ強、年6回ほどの産卵が可能で、繁殖力が大変強いです。

日本にはまだ入ってきていませんが特定外来生物に指定されています。

 

ハワイではプエルトリコから輸入した植物についてきたようで、すでに主要4島に侵入を許してしまっています。

薬剤の散布をしてみたり、対応はしているものの未だに在来の生物を補食しては生息域を広げています。

アメリカの一部(フロリダ州、ルイジアナ州)でも定着してしまっているようです。

 

 

なんでオタマジャクシにならないの?

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一般的なカエルのイメージは、卵からオタマジャクシになり、徐々に手足が生え尻尾がなくなりカエルになるというもので、小学生の頃に理科で習うくらいあたりまえのものですよね。

 

しかし上に挙げたカエル達のように、卵から直接カエルが生まれる種類も多く確認されています。

 

こうしたオタマジャクシにならないカエルが生まれたのは、生息する環境が原因なんだそうです。

つまり、周りに大きな川や池が無いからだといわれています。

 

例えばテーブルマウンテンなら岩山なので、小さなでこぼこに雨水が溜まった程度の水たまりはあるものの、大きな池はありません。

このようなオタマジャクシに適した環境ではないところに生息していて、卵からカエルに直接発生するタイプは案外多くいます。

 

岩山の上だったり、深い森の中だったりする場合が多く、人間が入って調査するのは一苦労ですから、まだまだ未発見のカエルもたくさんいると言われているんです。

最近ではエクアドルで卵から直接カエルになる種類が発見されていて、P. ecuadorensisと名付けられました。

 

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?

私達はいつの間にか、卵→オタマジャクシ→カエルという流れが常識だと思っています。

しかし紹介したようにその当たり前を壊してくれる不思議な生き物がいるんです。

まだまだ世界には未確認な生き物がたくさんいることでしょう。

またいつか、私達の常識をひるがえす生き物に会ってみたいですね!

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