クリオネは肉食貝だった!かわいい見た目とのギャップが凄まじい!

動物の雑学

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クリオネと言えば、パタパタと手を動かして海中を泳ぐ姿が印象的だと思います。

ついでに頭にはネコ耳のような突起もついていて実にかわいらしいですよね!

 

そんな姿から「流氷の天使」「氷の妖精」なんていうファンシーな異名があります。

英語でも「sea angel(海の天使)」なんて呼ばれたりしますが、名前負けしていないあたりがすごいですね。

 

実は、そんな天使が悪魔に豹変するときがあるのです。

いったいどういうことでしょうか。クリオネの裏の顔をどうぞご覧ください。

 

クリオネは肉食貝だった!かわいい見た目とのギャップが凄まじい!

そもそも巻き貝で肉食

クリオネは巻き貝の仲間なんです。

貝殻は成長と共に退化していき、大人になると完全に失います。

クリオネの属はハダカカメガイ属。

名前の通り裸の貝というわけです。

 

そして意外なことに肉食です。

小さいときはプランクトン、大きくなったらミジンウキマイマイなどの小さな巻き貝を食べていると言われています。

 

今のところミジンウキマイマイ以外何を食べるのか、もしくは食べられないのかわかっていません。

実は生態についてはまだ研究段階なんです。

水族館でも飼育は結構大変なんだとか。

 

 

※以下からはクリオネの豹変した様子を紹介しています。ギャップがあり少しショッキングかもしれませんので、クリオネのイメージを可愛いままで留めておきたい方は、スクロールしないことをおすすめします・・・!

 

 

 

 

バッカルコーン

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クリオネの補食シーンを順に見ていきましょう。

 

まずターゲットの小さな巻き貝を補足すると近寄っていきます。

そして頭部に変化が。

なんと突然ネコ耳型の頭が裂けて、大きな触手がうねうねと出てきます。

その数なんと6本。

 

いったいどこにそんな体積の大きいものを隠し持っていたのでしょうか。

そして触手で絡め取ると貝殻から身を引きずり出すように食事を始めます。

かなりゆっくりと食べるようで、数時間かけて食べる場合もあります。

 

…悪魔に豹変すると言った意味がもうおわかりでしょう。

捕食シーンの時に普段と似ても似つかない姿に変身してしまうんです。

そして出てきた触手のことをバッカルコーンと呼びます。

 

 

クリオネの飼育

クリオネは飼育、というより観察だけなら出来ないこともないです。

入手するだけならペットショップなどで割とお手軽に購入できます。

 

必要なものは以下の通りです。

  • 例えば瓶のような透明で大きめの容器か、水槽
  • 海水
  • 水温調節できる機器

 

水温調節が意外と大変かもしれません。

よく冷蔵庫で飼育できるという売り文句がありますが、クリオネの生息している海域は0℃かそれ以下が普通。

 

日本では北海道沿岸の流氷が漂着するようなところです。

通常の冷蔵庫は3℃前後の設定が多いですし、クリオネ用に温度を下げてあげないといけません。

下げなくてもそのままの設定でしばらく生きていられることもありますが、もって数か月なんです。

 

そして一番大事な餌。

クリオネの餌になるミジンウキマイマイという巻き貝は、生態がわかっておらず入手困難です。

つまるところ残酷に言えば、クリオネを飼育しようにもほぼ全ての人は餓死する過程を、温度を調節してすらいない冷蔵庫にいれて観察するだけになってしまいます…。

 

なので餌が手に入る環境にいないならば、かわいそうなのであきらめた方が吉だと思います…。

 

 

さいごに

2016年から2017年にかけて、新種のクリオネが富山湾で見つかったそうです。

日本海で独自の進化をした固有種であると考えられています。

他に比べると深い海域で見つかったそうですが、水温は2℃以下であり、他より少しだけ暖かいんです。

また、今までは北海道付近が最南端だったのですが、この発見によってクリオネの生息域の北半球南限がさらに南下しました。

残念ながら見つかったばかりなのに富山湾の水質の変化によって絶滅が危惧されています。

水温のことからもしかしたら冷蔵庫で飼育できるんじゃないかと思った方はがっかりですね。

 

正式名が決定した後に富山の水族館で展示されるそうです。

お近くの方はいかがでしょうか。

 

また、普通のクリオネなら全国の水族館で飼育されています。ぜひ見に行ってみてくださいね。

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