紅茶と緑茶と烏龍茶は同じ茶葉からできているんです!

食べ物・飲み物の雑学

スポンサーリンク

イギリスやアイルランドなど、ヨーロッパを中心に世界的な人気を誇る紅茶
日本で1番飲まれている、お寿司や和菓子によく合う緑茶
各世代に人気の中国のお茶といえば中国・福建省の烏龍茶

それぞれの味や風味に特色のあるこの3種類のお茶ですが、実は同じ茶葉からできているって知っていましたか?

 

紅茶と緑茶と烏龍茶は同じ茶葉からできているんです!

 

紅茶、緑茶、烏龍茶は発酵の度合いが違うだけ

紅茶も緑茶も烏龍茶も全て「カメリアシネンシス」というツバキ科の葉っぱからできています。

元は同じお茶っ葉だということですね!

 

 

それぞれの違いは、このお茶っ葉をどれだけ発酵させているのかによります。

ここでいう発酵というのは、ヨーグルトや納豆、お漬物のような「菌」や「微生物」を用いた発酵ではなくて、カメリアシネンシスの持つ「タンニン」という成分が酸化することによって発酵することです。

身近なものだと、リンゴを切って放置していると茶色くなりますよね。

 

それと同様にカメリアシネンシスも、発酵が進むにつれ、赤茶色くなっていきます。

 

ただ、お茶っ葉の場合はただ放置するのではなく、揉むことによってお茶っ葉の表面を傷つけ、タンニンが酸素と触れやすく(酸化しやすく)しています。

 

 

緑茶は不発酵のお茶

スポンサーリンク

緑茶はカメリアシネンシスを発酵させずに作られます。

なので、お茶の色はお茶っ葉本来の鮮やかな緑色をしています。

この色から「緑茶」と呼ばれるんですね。

ただ、リンゴの例のように放置しておくだけでタンニンは少しずつ発酵してしまいます。

なので、摘んだお茶っ葉を蒸したり炒ったり炙ったり天日干ししたりすることにより、熱を加えて発酵させないようにしています。

この行為を殺青(さっせい)と言うんです。

 

 

烏龍茶は半発酵のお茶


烏龍茶は摘んだ後のカメリアシネンシスを、途中まで発酵させて作られます。

発酵することにより、お茶っ葉は赤茶色くなり、淹れたお茶も烏龍茶のあの茶色になるんです。

半発酵といっても発酵には段階がありますので、その度合いによって烏龍茶にならない複数の種類のお茶が存在します。

烏龍茶よりも発酵の程度が弱いものを黄茶(ファンチャ)、黄茶よりも発酵の程度が弱いものを白茶(パイチャ)といいます。

 

 

紅茶は発酵させたお茶

スポンサーリンク


烏龍茶よりも発酵しているお茶が紅茶にあたります。

 

烏龍茶よりも赤みが増しています。

そのことから「紅茶」と呼ばれるんです。

 

紅茶は「完全発酵茶」と呼ばれることもありますが、完全に発酵させない種類の紅茶もあるため、紅茶すべてが完全に発酵させたお茶ではないようです。

 

紅茶は世界で最も飲まれているお茶ですので、さまざまな種類があります。

さまざまな紅茶の種類によって、紅茶の発酵の程度はとても幅広く、中には緑茶にそっくりな紅茶も存在するんだとか!

意外とお茶の分類は曖昧なのかもしれません…!

 

 

烏龍茶、紅茶の発酵とは違う、後発酵茶


お茶っ葉本来のタンニンによる発酵を利用して作られる、烏龍茶や紅茶。

しかしそれらとは別に、「乳酸菌」などの菌や微生物を利用して、まるでお漬物や納豆、ヨーグルトのように発酵させた「後発酵茶(こうはっこうちゃ)」というものもあります。

 

代表的なのは中国茶の一種である「プーアル茶」や、高知県大豊町で有名な「碁石茶(ごいしちゃ)」、徳島県相生町の「阿波茶(あわちゃ)」などがあります。

 

 

紅茶も緑茶も烏龍茶も生まれは中国

スポンサーリンク

17世紀ごろ、中国で生まれた緑茶がヨーロッパに渡りました。

ヨーロッパではこの緑茶が人気になったのですが、どちらかというとより発酵してある烏龍茶が好まれることがわかりました。

中国の生産者は、もっと発酵させたらヨーロッパの人々に喜ばれるのではと考え、発酵を進めていくうちに紅茶が生まれたんです。

 

そして、今ではヨーロッパのお茶といえば紅茶となるほどに人気が出たんです!

 

和なイメージが強い緑茶ですが、先ほども述べたように生まれは中国なんです。

 

日本に渡ったのは、鎌倉時代、1191年ごろだそうです。

栄西禅師(えいさいぜんし)という方が、中国(当時は宋という国)から、緑茶を日本に持ち帰ったことが始まりなんだとか。

 

当時の日本人は発酵してあるお茶よりも、不発酵な緑茶を好み、800年以上経った今でも日本のお茶といえば緑茶と言われるほどに愛されてきました。

 

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?

紅茶も緑茶も烏龍茶も同じ茶葉からできていたんです。

発酵の度合いによって、風味も味も色もこんなに変わるなんて不思議ですよね。

 

こんな不思議で魅力的なお茶の世界に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

スポンサーリンク

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。