ペンギンが一列で歩く理由とは?ペンギンの雑学

動物の雑学

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動物園のパレードで飼育員さんの後ろをよちよち歩いているペンギンを見たことがありますか?

縦に列になって実にかわいらしいですよね!

でも、何で誰にも言われていないのに整列して歩くのでしょうか。

ペンギンが一列で歩く理由とは?ペンギンの雑学

なぜ一列で歩くのか

ペンギンの住んでいる南極は非常に過酷です。

(他にも生息域はありますが今回はこの地域の話です。)

 

中でも特に危険な

  • クレバス
  • 天敵

についてご紹介しながら、1列で歩く理由を説明します!

 

クレバス

南極の氷の大地はスケート場ではないので、そこかしこにでこぼこがあります。

 

その中で一番危険なのが氷の裂け目、クレバスなのです。

大きいものだと30メートルを優に超える裂け目は、飲み込まれてしまえば生きて出ることは叶わないかなり危険なトラップになります。

 

これには登山家の方達も苦しめられています。

毎年クレバスに落ちて亡くなってしまう方は後を絶ちません。

雪上車ごと飲み込まれることさえあるようです。

 

さらに恐ろしいのが、雪が降ってしまうとこの裂け目が隠されて落とし穴になることです。

 

 

天敵

ペンギンは南極の食物連鎖では下の下なんです。

上にはシャチ、アザラシなどが君臨します。

ペンギンが餌を求めて海に飛び込んだ瞬間を待ち構えているので、なすすべもありません。

また、卵を狙いトウゾクカモメが襲ってきます。

 

南極や北極に住む動物たちについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!

南極と北極の色んな違い!南と北はどっちが寒い!?

 

少しでも危険を回避するため

  • クレバス
  • 天敵

これらの危険を少しでも回避するためにペンギンたちは縦1列になって歩きます。

 

登山家を例に出しましょう。

彼らはクレバスを回避するために縦1列になって行動します。

1人1人をロープで繋ぎ、先頭がうっかりクレバスに落ちてしまった場合には後続の人間が引っ張り上げる事になっています。

横一列では全員落ちてしまうので、こうはいきません。

 

ペンギンもこの縦列移動と一緒です。

残念ながらロープは使えないのでクレバスを踏み抜いてしまうと落ちてしまいますが、それでも後続にここは危険であると知らせてくれます。

後続は迂回することで危険を回避出来ます。

 

天敵も同じ事です。

最初に海に飛び込んだペンギンが天敵に襲われているのを見た後続は、そこで海に入ることをあきらめ、別のルートを探します。

 

横1列で行動しているとこうはいきません。

縦1列で行動するときよりも仲間全体が危険にさらされます。

 

彼らはそこで生きぬく術として自然と縦1列での行動を身につけたのです。

 

誰が先頭になるの?

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ではそんな危険な先頭の役目は誰が担っているのでしょうか。

 

リーダー?

いえ、違います。

 

ペンギンの群れにはそもそもリーダーはいないのです。

つまり、たまたま最初に行動したから先頭になっただけであり、たまたま危険を知らせるカナリアの役目を請け負っているだけになります。

 

自己犠牲で志願しているわけでもない淡々とした理由なのです。

 

ただし1つだけわかっていることは、先頭になるのは群れの中でも年を取っていて、何度もその場所を訪れた経験豊富な個体の確率が多い、という事です。

 

ファーストペンギン

ビジネスなどの世界では危険を承知で新しい世界に飛び込み、新事業を開拓していく人のことを「ファーストペンギン」と呼びます。

ここまで読んでいただいた方は、間違っても馬鹿にした意味ではないとおわかりかと思います。

先頭を行くその勇敢さをたたえた褒め言葉なのです。

 

こうして新しい世界に飛び込めばペンギンが死んでしまう、つまり事業が失敗してしまう可能性もあれば、餌を大量に取れる、つまり大きな利益をもたらすことが出来るハイリスク・ハイリターンなチャンスを得ることが出来ます。

人間はペンギンとは違い、成り行きで一番危険な役目をかって出るなんていう事はありません。

いつの時代もこうしたチャレンジ精神旺盛な人材は貴重な存在になっていますよね!

 

さいごに

ペンギンの縦列移動は、ペンギンの群れとしての生存戦略が詰まった行動なのです。

こうして考えると動物園で見られるペンギンパレードは、誰かの後に続くペンギンの縦列移動を上手く利用したイベントといえるでしょう。

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